「話しづらい…」公務員の退職はこの3人に相談しよう
こういったお悩みにお答えします。
適切な相談相手を選ばないことで、退職後の手続きが不十分になったり、問題が解決しないまま退職を決断してしまうリスクがあります。この記事を読まずに、誰に相談すれば適切なアドバイスやサポートが得られるかを把握していないと、十分な準備ができないまま退職してしまう可能性があります。
この記事では
これらについて解説していくので、最後まで読むと、適切な相談相手を選び、後悔のない退職とキャリアチェンジのための準備ができるようになります。
公務員からの退職を検討している人は以下の記事も合わせてお読みください。
公務員の退職はこの3人に相談しよう
「直属の上司」は除いています。「上司と仲がよくて気軽に相談できる」という人はあまりこの記事を読んでいないでしょうから。
退職を上司に報告するときのタイミングや伝え方について知りたい方は以下の記事も合わせてお読みください。
公務員からの退職を検討しているなら、まずはこの3人に相談するのがおすすめです。
- 職員組合や相談窓口
- 家族や信頼できる友人
- キャリアカウンセラーや転職エージェント
職員組合や相談窓口
退職に迷いがある場合や、職場での人間関係や労働条件が理由で退職を考えているなら、職員組合や内部相談窓口に相談するのも良い方法です。特に公務員には職員組合が存在するケースが多く、職場の悩みや退職に関するサポートを受けることができます。
ポイント
退職の原因がハラスメントや過重労働などの場合、職員組合や内部相談窓口に相談することで、改善策や解決策が見つかる可能性があります。また、退職以外の選択肢がある場合もアドバイスをもらえます。
家族や信頼できる友人
退職は個人の人生に大きな影響を与えるため、家族や信頼できる友人にも相談することが大切です。特に、経済的な影響や今後のキャリアの方向性について、家族の理解や支援が必要になる場合があります。家族の意見を聞きながら、今後のライフプランや転職先の計画を立てることが重要です。
ポイント
家族や友人に相談することで、感情面でのサポートを得ることができ、冷静な判断を下しやすくなります。
キャリアカウンセラーや転職エージェント
退職後の転職やキャリアチェンジを考えている場合、キャリアカウンセラーや転職エージェントに相談することも有効です。公務員から民間企業への転職は異なるスキルが求められることが多いため、キャリアの方向性やスキルアップのアドバイスを受けることで、転職活動がスムーズに進みます。
ポイント
公務員の経験をどのように民間で活かせるかについて、専門家から具体的なアドバイスをもらうことで、転職活動が有利に進められます。
公務員の退職を相談するときの注意点
公務員が退職を考える際に、職員組合や相談窓口、家族や信頼できる友人、キャリアカウンセラーや転職エージェントに相談するのは非常に重要です。それぞれの相手に相談する際には、注意すべきポイントがあります。以下に、その注意点を詳しく説明します。
職員組合や相談窓口に相談するときの注意点
職員組合や相談窓口は、職場内での問題や労働環境に関する悩みを聞いてくれる公的なサポート機関です。相談をすることで、職場環境の改善や退職以外の解決策を探ることが可能です。しかし、公務員の特有の制度や組織内の関係も考慮しながら慎重に対応することが求められます。
注意点1:守秘義務の確認
相談内容が他の職員や上司に伝わらないようにするため、守秘義務がしっかり守られる窓口であるか確認することが重要です。相談が外部に漏れると、職場での立場が悪化するリスクがあります。
注意点2:組合の立場を理解する
職員組合は職員の権利を守る立場で活動していますが、場合によっては職場との交渉が難航することもあります。組合のサポートがどこまで期待できるのかを事前に把握し、自分の望む解決策を組合が提供できるか確認しましょう。
注意点3:解決策の提案を検討する
職員組合や相談窓口は、退職以外の代替案(異動や業務改善の可能性)を提案してくることがあります。退職以外の選択肢にどの程度柔軟に対応できるか、自分の意思を明確に伝えることが大切です。
家族や信頼できる友人に相談するときの注意点
退職という大きな決断には、家族や友人のサポートが欠かせません。特に40代以降になると、家族の意見や理解が重要になります。しかし、家族や友人には感情的な面が強く、冷静な判断がしにくいこともあるため、相談時にはバランスを取ることが必要です。
注意点1:感情的な相談になりすぎないようにする
家族や友人に相談する際、感情に偏りすぎないように冷静に事実を伝えることが重要です。特に家族は感情的になりやすいので、しっかりと退職理由や今後の計画を具体的に説明することで、理解を得やすくなります。
注意点2:経済的な影響を一緒に考える
家族と相談する場合、特に経済的な影響をしっかりと話し合うことが重要です。退職後の生活費や収入源についても具体的にシミュレーションし、家族全体で納得できる計画を立てましょう。
注意点3:冷静な意見も求める
親しい友人や家族は、心情的に応援してくれますが、時には冷静な視点も必要です。公務員という安定した職を手放すリスクを一緒に考え、感情だけでなく、現実的な面も考慮してくれる相手に相談することが大切です。
キャリアカウンセラーや転職エージェントに相談するときの注意点
キャリアカウンセラーや転職エージェントは、退職後のキャリアをプロの視点でサポートしてくれる専門家です。特に公務員から民間企業への転職はスキルの転用が重要なため、専門的なアドバイスを求めるのは賢明な選択です。しかし、エージェントは利益を伴うため、慎重に進めるべき点があります。
注意点1:自分の希望を明確に伝える
キャリアカウンセラーや転職エージェントは、転職のサポートをしてくれますが、自分の希望や条件を明確に伝えることが重要です。特に、仕事内容、年収、勤務地などの条件については、自分の中で優先順位をしっかり持ち、妥協すべき部分と譲れない部分を明確にしましょう。
注意点2:エージェントの利益を理解する
転職エージェントは企業からの報酬で成り立っているため、時には自分の希望とは異なる求人を勧められることがあります。エージェントの提案を盲信せず、複数の意見や情報を参考にしながら慎重に判断しましょう。
注意点3:公務員からの転職に強いエージェントを選ぶ
公務員からの転職は、一般的な転職とは異なり、民間企業との違いを理解しているエージェントを選ぶことが重要です。公務員経験をどのように民間で活かせるかについて、具体的なアドバイスができるかどうかを確認しましょう。
公務員が「泥船化」する原因と、今日からできる対処法
残念ですが、公務員という安定していない職業を選んだ人は、今後どんどん悪化していく労働環境と向き合っていかなくてはなりません。公務員はもはや「沈みゆく泥船」なのです。
- ほとんど仕事をしてない人が高給取りなのはおかしい
- 割り当てられる仕事量が、周りと比べてやたら多く感じる
- 古くて非合理的な仕組みが多く、やりがいを感じられない
こんなふうに思ったことがある人は特に要注意。このまま思考停止で働き続けていると、悪化していく労働環境に押しつぶされ精神を病むなど人生が台無しになってしまうかもしれません。
筆者も以前は公務員が泥船であることに気づかず、「定年まで公務員なんだろう」と思考停止で過ごしていました。組織への不満や理不尽さにモヤモヤを感じながらも「社会ってこんなもん」と自分を納得させながら過ごす日々。
しかし、ある年の人事異動により状況が激変しました。理不尽な業務量により忙殺される毎日が始まったのです。周囲からの助けや理解も得られず、「なんで自分だけこんな目に合うんだろう…」とひとりで悩み続けていました。
そんな生活を続けるうち「このままでは、自分の心身が壊れてしまう」と強い危機感を抱き、自分の身を守るために行動を始め、公務員を退職するに至ったのです。
もしあのまま思考停止で公務員生活を続けていたら、今頃はどうなっていたかわかりません。かなりの高確率でうつ病などを発症していたのではないでしょうか。
公務員を退職した今では、フリーランスのブロガー・ライターとして楽しくお金を稼ぎながらストレスのない生活を送っています。
ここで提案なのですが、あなたも今から対策を打っておきませんか?
あらかじめ準備をしておくことで、いざというときに選択肢を増やすことができます。精神的に追い詰められてなお公務員にしがみつき、心身の健康を損なってしまう…そんな最悪の未来を避けることができるでしょう。
各種法令による制限を受けている公務員ですが、在職中でも自分の身を守るために打てる手はあります。
- 筆者が脱公務員を意識するようになってから始めたこと
- 在職中は知識不足で始められず、退職後に後悔していること
下記のnote記事ではこれらについて紹介しているので、「公務員生活に不満はあるが、なにをすればいいかわからない」という人も行動を始めやすくなるでしょう。
- 記事の前半:公務員組織の現状と将来予測
- 記事の後半:在職中の公務員が今日から取るべき対策
記事はこのような二部構成になっています。もともとは別の記事としてリリースする予定だったものを1本にギュッとまとめました(その結果としてかなりの大ボリュームに…)。前半の情報が頭に入っていないと、後半の「対策」に取り組む人の割合がガクっと下がってしまうと考えたためです。
記事の執筆にあたっては、信頼できる公的資料をベースにするのはもちろんのこと
- 元公務員として、内側からの視点
- フリーランスとして、外側からの視点
この両面から分析することではじめて見えてきた内容を数多く記載しています。まずは前半部分で、あなたを取り巻く職場環境がなぜ悪化していくのかを把握してください。そのうえで、後半部分で解説している対策に取り掛かるのがおすすめです。
「泥船」という例えのとおり、行動を起こすのも実際に逃げ出すのも早い者勝ちです。早期に行動を始めることで、半年後・一年後には周りの職員と大きな差をつけることができるでしょう。
note記事の冒頭部分(2,000文字以上)は無料で読めるため、気になった人は一度ご確認ください。
※販売部数が増えるごとに値上げしていく予定なので(購入していただいた方に申し訳ないので、値下げは絶対にしません)、購読するならお早めにどうぞ。
『公務員の退職はこの3人に相談しよう』のまとめ
公務員が退職を考える際には、家族や労働組合、キャリアカウンセラーなどにも相談することで、退職に関する悩みや不安を解消し、スムーズに次のステップへ進む準備ができます。
慎重に相談を進め、しっかりとした計画のもとで退職することが、後悔のない決断につながるでしょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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