【約3割】公務員の投資家はどのくらいいる?
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こういったお悩みにお答えします。
公務員が投資・資産運用すること自体はまったく問題ありません。
ですが、実際に投資をしている公務員はどのくらいいるのでしょうか?
この記事では、公務員歴10年の【元】公務員である筆者が
これらについて解説していくので、最後まで読むと投資をしている公務員の割合や、投資に取り組んでいる理由がわかります。
はじめに結論ですが、投資をしている公務員の割合は約3割。あなたの部署にいる同僚も、実はガッツリ投資しているかもしれませんね。
将来に不安を抱えている方は、投資家デビューして自分の資産を運用してみましょう。
公務員としての将来に不安を抱えている人は以下の記事も合わせてお読みください。
公務員制度の問題点や将来ブラック化してしまう公務員の労働環境について、約1万3千文字で解説しています。
【約3割】公務員の投資家はどのくらいいる?
フィデリティ投信株式会社は、2010年に公務員も含めたサラリーマン1万人以上にアンケートを行いました。
調査結果のレポート(PDFファイル)によると、投資を行っている公務員の割合は34.2%。公務員以外のサラリーマン(33.3%)とほぼ同じ水準です。
公務員も会社員も、約3割ほどが投資をしているようですね。思ったより多いな、と感じた方もいるはず。
きっとあなたの同僚にもたくさんの投資家がいることでしょう。
公務員の投資家が多いのは、将来への不安も影響か
この調査では『今の高齢者よりも自分の方が退職後に良い生活が送れるか』という内容についてもアンケートを取っています。
公務員に関する結果をグラフにしてみると
※フィデリティ退職・投資教育研究所レポートをもとに作成
このようになり、
- どちらかと言えば今の高齢者よりも悪くなっていると思う
- 今の高齢者よりも悪くなっていると思う
上記2項目を合計すると全体の67.3%。多くの公務員が将来に対して悲観的な印象を抱いています。
一方、
- どちらかと言えば今の高齢者よりも良くなっていると思う
- 今の高齢者よりも良くなっていると思う
と楽観的な人はたった9.7%。この記事をお読みのあなたもおそらく悲観的な考えではないでしょうか。
退職金にせよ年金にせよ、今よりも増える未来ってあまり想像できないですよね。
現在の状況は、より悪化している
紹介した調査結果は今から10年以上前の2010年に実施されたもの。同じアンケートを今とったら、さらに悲観的な結果になっていることが想像できます。
※総務省HPより作成
この10年間で少子高齢化はさらに進行していますし、公務員の退職金も順調に下がり続けています。2019年には『老後2,000万円問題』という言葉も新たに生まれました。
10年前よりも楽観的に考えられる材料は少なそうですね。正直、筆者にはまったく思い当たりません。
将来に向けた資産形成の重要性は今後もますます高まっていくでしょう。
みんな貯金だけでは不安だとわかっている
フィデリティ退職・投資教育研究所レポートによると、公務員が投資をしない理由として
- 貯蓄だけで十分だと思うから
と答えたのはわずか9.4%。ほとんどの方は貯蓄だけでは不安だけど『まとまった資金がない』『何をすればいいかわからない』といった理由で足踏みをしているようですね。
すでに始まっている”公務員の泥船化”
公務員の労働環境は今後どんどんブラック化していきます。
- あいつ俺より働いてないのに給料は俺より上…やってらんね~よ
- 俺の仕事、周りと比べてやたら多くないか!?
こんなふうに思ったことがある人は要注意。このまま働き続けていると、あなたをとりまく労働環境の悪化によって心身の健康を損ね、人生が台無しになってしまうかもしれません。
公務員組織からは優秀な人材がどんどん流出していき、もはや沈みゆく船。あなたはこの泥船とどのように付き合っていきますか?
詳しくは下記のnoteをお読みください。約1万3千字で公務員の将来像についてガッツリと解説しています。
泥船と知りつつこの船に乗り続けるのか、それとも逃げ出すのか…その判断をする一助になれば幸いです。
『公務員の投資家はどのくらいいる?』のまとめ
- 2010年の調査だと、投資をしている公務員は全体の約3割
- ほとんどの公務員が貯蓄だけでは将来が不安だと感じている
- 自分の資産を守るために賢く運用しよう
ここまでお読みいただきありがとうございました!