【体験談】公務員退職時に100万円損しないための年休消化方法

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こういったお悩みにお答えします。

公務員を退職するとき、余っている有給(年次)休暇をどうすればいいか迷いますよね。「全部使います」と言いづらい人もいるでしょう。しかし年休を使い切らずに退職すると、最大100万円損をしてしまうケースも。

この記事では

これらについて解説していくので、最後まで読むと退職時に年次休暇をすべて消化し、大損をしないための方法がわかります。

公務員退職時には
必須となる知識です

公務員からの退職を検討している人は以下の記事も合わせてお読みください。公務員退職の現状に関する知識から実際の退職手続きまでを1記事で網羅的に理解できます。

公務員退職時に年休消化しないと100万円の損


大量の年休を余らせたままで公務員を退職すると、最大で100万円以上の大損をしてしまう可能性があります。

最大100万円ってどういう計算?

試算:年休が40日余っている職員が3月末で退職するケース


上図のように、3月末から年休を使うことによって約2ヶ月間(年休40日間+土日)の年休消化期間を設けることができます。

その結果、退職日が5月下旬まで延びるため、2ヶ月分の給料と夏のボーナスを受け取ることができる(※)という計算ですね。年休を使うことにより支給される金額は、そこそこ若手の職員ですら100万円くらいになるのではないでしょうか。

年休の残り日数やあなたの棒給額、退職時期などによって変わるため、ぜひあなたもご自身のケースで計算してみてください。

  • 退職することで、ただでさえ周りに迷惑をかけてるから
  • なんとなく気まずくて言い出せない…
  • 上司が年休取得を認めてくれない

さまざまな状況や考え方があると思いますが、取り逃してしまうにはあまりにも大きな金額。必ずすべての年休を取得してから退職しましょう。

※ボーナスの基準日については以下の記事で詳しく解説しています。

年休取得を拒否する権利はない


あなたが年休の取得を申請したとき、たとえ任命権者でもそれを拒否する権利はありません。

国家公務員に関しては、一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律第17条の3項で

年次休暇については、その時期につき、各省各庁の長の承認を受けなければならない。
この場合において、各省各庁の長は、公務の運営に支障がある場合を除き、これを承認しなければならない。

このように定められています。地方公務員に関しても、条例等で同様の定めがあるはず。労働基準法で定めている”時季変更権”と同じような考え方なのでしょう。

ここで注意したいのが、承認の対象はあくまでも”年休の取得時期”であり“年休の取得そのものの可否”ではないということ。

そのため「退職日まで年休を取得したい」という申請に対しては拒否ができません。時季変更の余地がありませんからね。

仮に”その時季を承認しない”という判断をすると、結果的に年休の取得そのものを認めないこととなります。任命権者がこのような権利を持っていない以上、承認されてしかるべきでしょう。

年休の買い取りは不可能


公務員には余った年休の買い取り制度はありません。通常時はもちろん、退職時であっても年次休暇をお金に換えることはできないので注意してください。

ただし上述のように、年休消化期間としてまとめて使うことで実質的には換金のようなことができます。使わないと大損するのは上述のとおり。

心置きなく年休を使い切るために、転職先の勤務開始日をオーバーしないようにだけ注意しておきたいですね。

【体験談】筆者はすべての年休を消化した


筆者はこれまでに二度公務員を退職していますが、そのどちらも年休はすべて消化しています。

一度目の退職時はかなり余裕をもって職場に伝え、退職のタイミングも年度末というものでした。3月中はほとんど年休を使い、その間に引っ越しなどを済ませることができたことを記憶しています。

二度目はバタバタなスケジュールでの退職でしたが、それでもすべて使い切ることができました。組織からすればかなり迷惑だったでしょうが、特に怒鳴られることもなく承認されました。

組織側としては、退職や年休取得を拒否する法的根拠はありません。自分が持っている権利を行使するだけのことなので、堂々と申請しましょう。

退職した職場の人間からどう思われようが、今後のあなたの人生にはほとんど影響しません。転職の有無にかかわらず、人生の転機にはなにかとお金が必要なもの。一時の感情のために数十万~百万円もの金額をどぶに捨てることがないよう気をつけましょう。

しかし、年休を使えないまま退職する
公務員の話をよく聞くのも事実…

どうしても年休消化できない人は…

  • 退職を報告しても無視される
  • 上司が退職願を受理してくれない
  • 退職時に年休を使い切らせてくれない

こんな人は弁護士が運営する退職代行サービスを利用して、年休をすべて使い切りつつスムーズに退職するのがおすすめです。弁護士であれば退職願の作成・提出や年休取得などの交渉も可能。

  • もう二度と職場に行きたくない
  • 退職手続きでストレスを受けたくない
  • 自分の権利はしっかりと行使したい

こんな悩みを解決してくれるでしょう。

退職代行は自力では年休を取得させてもらえない人には必須のサービス。公務員の給料は日割り計算で支給されるため、年休1日=1万円くらいの価値があります。年休を20日使うことで月給(20~30万円)くらいの収入になりますからね。

すなわち20日の年休を余らせたまま辞めるのは、30万円をドブに捨てる行為と同じなのです。

    弁護士に5万円払うと、30万円もらえるうえに手間とストレスも減る

こんなサービスがあったら、使わない人はいませんよね?

転職するにせよ一旦休むにせよ、公務員退職後はなにかとお金が必要なもの。あなたが持っている権利はしっかりと使い切って賢く退職しましょう。

なお世の中にはたくさんの退職代行サービスがありますが、公務員が利用できるのは「弁護士が運営するもの」一択です。民間業者・労働組合が運営主体だと、退職願の作成や年休取得の交渉をすることができませんからね。

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※公務員退職に関して多数の実績あり!

公務員が「泥船化」する原因と、今日からできる対処法


残念ですが、公務員という安定していない職業を選んだ人は、今後どんどん悪化していく労働環境と向き合っていかなくてはなりません。公務員はもはや「沈みゆく泥船」なのです。

  • ほとんど仕事をしてない人が高給取りなのはおかしい
  • 割り当てられる仕事量が、周りと比べてやたら多く感じる
  • 古くて非合理的な仕組みが多く、やりがいを感じられない

こんなふうに思ったことがある人は特に要注意。このまま思考停止で働き続けていると、悪化していく労働環境に押しつぶされ精神を病むなど人生が台無しになってしまうかもしれません。

筆者も以前は公務員が泥船であることに気づかず、「定年まで公務員なんだろう」と思考停止で過ごしていました。組織への不満や理不尽さにモヤモヤを感じながらも「社会ってこんなもん」と自分を納得させながら過ごす日々。

しかし、ある年の人事異動により状況が激変しました。理不尽な業務量により忙殺される毎日が始まったのです。周囲からの助けや理解も得られず、「なんで自分だけこんな目に合うんだろう…」とひとりで悩み続けていました。

そんな生活を続けるうち「このままでは、自分の心身が壊れてしまう」と強い危機感を抱き、自分の身を守るために行動を始め、公務員を退職するに至ったのです。

もしあのまま思考停止で公務員生活を続けていたら、今頃はどうなっていたかわかりません。かなりの高確率でうつ病などを発症していたのではないでしょうか。

定年まで健康に過ごせるとはとても思えませんでした

公務員を退職した今では、フリーランスのブロガー・ライターとして楽しくお金を稼ぎながらストレスのない生活を送っています。

ここで提案なのですが、あなたも今から対策を打っておきませんか?

あらかじめ準備をしておくことで、いざというときに選択肢を増やすことができます。精神的に追い詰められてなお公務員にしがみつき、心身の健康を損なってしまう…そんな最悪の未来を避けることができるでしょう。

各種法令による制限を受けている公務員ですが、在職中でも自分の身を守るために打てる手はあります。

  • 筆者が脱公務員を意識するようになってから始めたこと
  • 在職中は知識不足で始められず、退職後に後悔していること

下記のnote記事ではこれらについて紹介しているので、「公務員生活に不満はあるが、なにをすればいいかわからない」という人も行動を始めやすくなるでしょう。

  • 記事の前半:公務員組織の現状と将来予測
  • 記事の後半:在職中の公務員が今日から取るべき対策

記事はこのような二部構成になっています。もともとは別の記事としてリリースする予定だったものを1本にギュッとまとめました(その結果としてかなりの大ボリュームに…)。前半の情報が頭に入っていないと、後半の「対策」に取り組む人の割合がガクっと下がってしまうと考えたためです。

記事の執筆にあたっては、信頼できる公的資料をベースにするのはもちろんのこと

  • 元公務員として、内側からの視点
  • フリーランスとして、外側からの視点

この両面から分析することではじめて見えてきた内容を数多く記載しています。まずは前半部分で、あなたを取り巻く職場環境がなぜ悪化していくのかを把握してください。そのうえで、後半部分で解説している対策に取り掛かるのがおすすめです。

「泥船」という例えのとおり、行動を起こすのも実際に逃げ出すのも早い者勝ちです。早期に行動を始めることで、半年後・一年後には周りの職員と大きな差をつけることができるでしょう。

note記事の冒頭部分(2,000文字以上)は無料で読めるため、気になった人は一度ご確認ください。

無料部分では「このnoteを買うべきではない人」についても明記してあります

※販売部数が増えるごとに値上げしていく予定なので(購入していただいた方に申し訳ないので、値下げは絶対にしません)、購読するならお早めにどうぞ。

『【体験談】公務員退職時に100万円損しないための年休消化方法】』のまとめ

  • 退職時に余っている年休はすべて使い切ろう
  • 数十万円~百万円の収入になることも
  • 組織側に年休取得を拒否する権利はない

ここまでお読みいただきありがとうございました!

公務員からの退職を検討している人は以下の記事も合わせてお読みください。公務員退職の現状に関する知識から実際の退職手続きまでを1記事で網羅的に理解できます。