【退職も】ストレスでうつ病などの精神疾患になる公務員が増加中

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こういったお悩みにお答えします。

メンタルヘルスの不調により休職する公務員は年々増え続けています。もしかすると、次はあなたが精神疾患を抱えてダウンする番かもしれません。

この記事では

これらについて解説していくので、最後まで読むと精神を病んでいる公務員の現状やそれを防ぐための注意点がわかります。

はじめに結論ですが、メンタルヘルスの不調により休職している職員は全体の約2%。内訳としては、職場環境に対するストレスで追い詰められてしまった若手の係員級職員が多くなっています。

公務員からの退職を検討している人は以下の記事も合わせてお読みください。

【退職も】ストレスでうつ病などの精神疾患になる公務員が増加中


近年ニュースなどでも話題になっていますが、ストレスによりうつ病などの精神疾患になってしまう公務員が年々増えています。

地方公務員安全衛生推進協会が令和4年度に実施した「地方公務員健康状況等の現況」によると


出典元:一般財団法人地方公務員安全衛生推進協会

精神・行動障害による長期病休者の数が15年前の約2.1倍と激増しています。

筆者が公務員だったときも、同じ課の先輩がある日突然来なくなってしまったり、何度も休職を繰り返している先輩がいたり、職場でのアレコレを苦に退職してしまった新採用の後輩がいたり、仕事を苦に自殺してしまった後輩がいたりします。

あなたの周りにも、精神的に限界をむかえてしまった職員がいるのではないでしょうか。

なんでこんなに増えてるの?

メンタルヘルス不調による休職者を分析


地方公務員のメンタルヘルスに関する調査は、上記のほかに総務省が実施したものもあります。その調査結果をもとに、メンタルヘルスの不調で休職している職員について詳しく分析してみましょう。

総務省が令和2年度に実施した地方公務員のメンタルヘルス対策に係るアンケートでは、約100万人の地方公務員にアンケート調査をしており

  • メンタルヘルス不調による休職者は21,676人(全体の2.25%)
  • 男女別の差はなく、役職別では係員級が多かった
  • 休職理由で最も多いのは「職場の対人関係(60.7%)」

このような結果となりました。

メンタルヘルス不調による休職者は21,676人(全体の2.25%)

休職者の割合が全体の2%程度、という結果は上でお伝えした「地方公務員健康状況等の現況」とおおむね同じですね。

全国の地方公務員数は令和5年度現在で約280万人。そのうち2.25%がメンタルヘルスの不調で休職中だと仮定すると、約6万人も該当者がいる計算に…。とんでもない数ですね。

もちろん、休職までには至っていない「予備軍」のような職員も含めるとさらに膨大な人数になるでしょう。あなたも他人ごとではないかもしれません。

誰ですか?「公務員は安定している」なんて言った人は。

男女別の差はなく、役職別では係員級が多かった

係員級、すなわち若手職員の休職者が多いのも注目すべきポイントです。


出典元:令和4年度地方公務員のメンタルヘルス不調による休務者及び対策の状況

係員級の割合が72.5%と、ほかの役職と比べて圧倒的な多さ。「公務員は若者が病みやすい職業である」ということが明確にわかりますね。

休職理由で最も多いのは「職場の対人関係(60.7%)」


出典元:令和4年度地方公務員のメンタルヘルス不調による休務者及び対策の状況

休職の理由として最も多いのが「職場の対人関係(60.7%)」、次に「業務内容(42.8%)」と「本人の性格(30.9%)」が続きます。

「職場の対人関係」と「業務内容」を完全に別のものとしてとらえるのは不適当でしょう。例えば無能な同僚の尻ぬぐいを押し付けられた場合、その職員への怒りと過大な業務を同時に抱えることになりますからね。ひっくるめて「労働環境が悪いせいでメンタルを壊した」と読み取るのが適切であるように感じます。

3位の「本人の性格」ってなんなんだ…という気がしますが、おそらく公務員に向いていなかったということなのでしょう。

アンケート結果をまとめると…

「職場の環境に悩んでいる若手職員が次々とメンタルを壊して休職している」という状況が見えてきますね。

【体験談】公務員がうつ病などの精神疾患にならないための注意点3つ


公務員が仕事のせいでうつ病などの精神疾患にならないために、以下3つのポイントに注意するのがおすすめです。

  • 他人の仕事に関わらない
  • 無理やりにでも休息をとってリフレッシュする
  • 職場のメンタルヘルスサポートを利用する

他人の仕事に関わらない

自分のメンタルを守るためには、必要以上に他人の仕事に関わらないことが重要です。あなたが考えるべきはあなたに与えられた業務の遂行のみ。他人が考えるべき・取り組むべき問題はしっかりと切り分けて距離を置きましょう。

この境界をあいまいにしたまま、仕事ができない人を手伝ってあげたりすると…いつのまにかその人の分の作業まであなたがすることになっている、なんてことも。

公務員の職場において、頼られることと都合よく業務を押し付けられることは紙一重です。他人の苦労よりもあなた自身を守ることを優先しましょう。

業務量に応じて給料も増えるのであれば、少しはやる気も出るんですけどね…。

無理やりにでも休息をとってリフレッシュする

しんどくなったときは、無理やりでも年休をブチ込んで休みましょう。

「忙しい」「〇〇の締め切りが…」「自分がいないと△△さんが困るから…」「休んだら翌日が…」いやわかりますよ。ごもっとも。

でも、あなたが年休を使い切れずに消失させたとして、だれが褒めてくれるのでしょうか?あなたの目の前にある仕事は、あなたの健康よりも大事なんですか?冗談でしょう。

休みはなによりも優先です。なにも考えず、試しに明日休んでみてはいかがですか?

職場のメンタルヘルスサポートを利用する

自分の力だけではどうにもならず誰かを頼りたくなったときは、職場のメンタルヘルスサポートなどの窓口を利用しましょう。直接あなたを異動させたり業務量を減らしたりはできませんが、「だれかに話を聞いてもらいたい」という人にはおすすめです。

公務員からの退職を視野に入れたうえでだれかに相談したいなら、キャリアのプロに話を聞いてみるといいでしょう。あなたの強みや特徴を分析し、キャリアのプロがあなたに合ったプランを提示してくれます。転職エージェントなどと違い、転職以外の選択肢も幅広く提案してくれるのがメリット。

「このままずっと公務員でいいのか…」とモヤモヤ考えている人は一度相談してみてください。

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公務員が「泥船化」する原因と、今日からできる対処法


残念ですが、公務員という安定していない職業を選んだ人は、今後どんどん悪化していく労働環境と向き合っていかなくてはなりません。公務員はもはや「沈みゆく泥船」なのです。

  • ほとんど仕事をしてない人が高給取りなのはおかしい
  • 割り当てられる仕事量が、周りと比べてやたら多く感じる
  • 古くて非合理的な仕組みが多く、やりがいを感じられない

こんなふうに思ったことがある人は特に要注意。このまま思考停止で働き続けていると、悪化していく労働環境に押しつぶされ精神を病むなど人生が台無しになってしまうかもしれません。

筆者も以前は公務員が泥船であることに気づかず、「定年まで公務員なんだろう」と思考停止で過ごしていました。組織への不満や理不尽さにモヤモヤを感じながらも「社会ってこんなもん」と自分を納得させながら過ごす日々。

しかし、ある年の人事異動により状況が激変しました。理不尽な業務量により忙殺される毎日が始まったのです。周囲からの助けや理解も得られず、「なんで自分だけこんな目に合うんだろう…」とひとりで悩み続けていました。

そんな生活を続けるうち「このままでは、自分の心身が壊れてしまう」と強い危機感を抱き、自分の身を守るために行動を始め、公務員を退職するに至ったのです。

もしあのまま思考停止で公務員生活を続けていたら、今頃はどうなっていたかわかりません。かなりの高確率でうつ病などを発症していたのではないでしょうか。

定年まで健康に過ごせるとはとても思えませんでした

公務員を退職した今では、フリーランスのブロガー・ライターとして楽しくお金を稼ぎながらストレスのない生活を送っています。

ここで提案なのですが、あなたも今から対策を打っておきませんか?

あらかじめ準備をしておくことで、いざというときに選択肢を増やすことができます。精神的に追い詰められてなお公務員にしがみつき、心身の健康を損なってしまう…そんな最悪の未来を避けることができるでしょう。

各種法令による制限を受けている公務員ですが、在職中でも自分の身を守るために打てる手はあります。

  • 筆者が脱公務員を意識するようになってから始めたこと
  • 在職中は知識不足で始められず、退職後に後悔していること

下記のnote記事ではこれらについて紹介しているので、「公務員生活に不満はあるが、なにをすればいいかわからない」という人も行動を始めやすくなるでしょう。

  • 記事の前半:公務員組織の現状と将来予測
  • 記事の後半:在職中の公務員が今日から取るべき対策

記事はこのような二部構成になっています。もともとは別の記事としてリリースする予定だったものを1本にギュッとまとめました(その結果としてかなりの大ボリュームに…)。前半の情報が頭に入っていないと、後半の「対策」に取り組む人の割合がガクっと下がってしまうと考えたためです。

記事の執筆にあたっては、信頼できる公的資料をベースにするのはもちろんのこと

  • 元公務員として、内側からの視点
  • フリーランスとして、外側からの視点

この両面から分析することではじめて見えてきた内容を数多く記載しています。まずは前半部分で、あなたを取り巻く職場環境がなぜ悪化していくのかを把握してください。そのうえで、後半部分で解説している対策に取り掛かるのがおすすめです。

「泥船」という例えのとおり、行動を起こすのも実際に逃げ出すのも早い者勝ちです。早期に行動を始めることで、半年後・一年後には周りの職員と大きな差をつけることができるでしょう。

note記事の冒頭部分(2,000文字以上)は無料で読めるため、気になった人は一度ご確認ください。

無料部分では「このnoteを買うべきではない人」についても明記してあります

※販売部数が増えるごとに値上げしていく予定なので(購入していただいた方に申し訳ないので、値下げは絶対にしません)、購読するならお早めにどうぞ。

『【退職も】ストレスでうつ病などの精神疾患になる公務員が増加中』のまとめ

  • 約2%の職員がメンタルヘルス不調により休職
  • 職場環境のせいで休職している係員級が多い傾向
  • 一人でどうしようもなくなったらだれかに相談しよう

公務員以外の選択肢も視野に入れたい人はキャリアのプロに相談してみましょう。あなたの強みをしっかりと分析したうえで、一人では思いつかないような選択肢を広い視野から提案してくれますよ。

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ここまでお読みいただきありがとうございました!

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