【体験談】公務員が年度途中で退職するときの注意点

PR 退職

こういったお悩みにお答えします。

公務員を年度途中で退職するのってためらわれますよね。退職はしたいけど上司や同僚にはなるべく迷惑をかけたくない、という人もいるでしょう。

かといって年度末まで我慢してそのまま働き続けていると、あなた自身が心身の健康を損なってしまう可能性も…。

この記事では

これらについて解説していくので、最後まで読むと公務員を年度途中で退職する時の注意点がわかります。

年度途中でも退職は可能です。あなたの権利ですからね

公務員からの退職を検討している人は以下の記事も合わせてお読みください。公務員退職の現状に関する知識から実際の退職手続きまでを1記事で網羅的に理解できます。

【体験談】年度途中で退職する公務員はわりといる


公務員を年度途中で退職することは、もちろん可能です。退職するのも好きな職業を選択するのもあなたの権利ですからね。

筆者これまで公務員を二回退職していますが、そのうちの一回は年度途中でした。

組織としては、後任者の手配などがさぞ大変だったことでしょう。思い返すと「多大な迷惑をかけてしまったなぁ」とは思いますが、だからと言って「あのまま年度末まで勤務していたほうがよかった」とは一度たりとも思ったことはありません。

当時の筆者が精神的にキツい状況だったことは紛れもない事実。もし退職していなければ精神を病み、うつ病などを発症していた可能性だってありますからね。

そもそも組織のせいでそんな状況になったわけですし…

年度途中の退職者も結構いる

筆者が公務員として在職していた10年間にも、年度途中で退職した先輩・後輩がたくさんいます。

  • 転職が決まった
  • ある日突然来なくなった(おそらく精神的な原因)
  • 年度途中で休職⇒そのまま復帰せず退職

このように、理由や状況はさまざま。体調面の問題で退職するのであれば、退職時期が年度途中になるのは当たり前です。

転職するにしても、これからお世話になる転職先の企業の都合を優先して退職日を決めるべきでしょう。

公務員の離職率が上がっている現状
年度途中の退職はそこまで特別ではありません

公務員が年度途中で退職することで生じる影響3つ


公務員が年度途中で退職してしまうと、以下3つのような悪影響が生じます。

  • 同僚や上司への負担が増える
  • 市民サービスへの悪影響が出る
  • 人事計画がズレる

同僚や上司への負担が増える

あなたが年度途中で急に退職すると、空席を補うために同僚や上司の負担が増えます。

年度途中位の退職であれば、代替要員を確保できない可能性が高いでしょう。ほかの所属からムリヤリ引っ張ってくるわけにもいきませんし、都合よく中途採用できるとも限りません。

そうなると、残った職員であなたの業務をこなすことに…。

2~3人に割り振ってカバーするとしても、1人当たり1.3~1.5人分の業務量になってしまいます。もともと忙しかったり、引き継ぎが十分にできていなかったりするとさらに大変。

残った職員が毎日のように残業するような事態になってしまう可能性があります。

家庭生活にも影響が出てしまうかも

市民サービスへの悪影響が出る

欠員の発生により業務が回らなくなり、行政サービスに悪影響が出る可能性もあります。

窓口の市民をより長く待たせたり、公共工事の工程に遅れが生じたりと、あなたが担当していた業務によって助かっていた人たちが不便な思いをすることになるかもしれません。

人事計画がズレる

公務員の人数や配置は人事担当課により中長期的に計画されています。

あなたが年度途中で退職してしまうことにより、代替人員の確保や次年度の採用人数の変更など人事計画に大きな狂いが発生します。

時期によっては次年度の計画変更が間に合わず、一年間欠員が出たままになってしまうこともあり得るでしょう。

公務員が年度途中で退職する際の注意点3つ

  • 上司には早めに相談する
  • 十分に引き継ぎをする
  • 年次休暇はすべて使い切る

上司には早めに相談する

年度途中に公務員を退職するなら、なるべく早く上司に相談するのがおすすめです。あなたが退職することで組織にかかる迷惑を少なくすることができます。

公務員を退職する際には、まず直属の上司に報告するのがセオリー。報告のタイミングに決めはありませんが、余裕があれば2ヶ月前~3ヶ月前に伝えておくのが望ましいでしょう。

組織としても、業務の割り振りを検討したり代替人員を確保したりするのには時間がかかりますからね。

余裕を持って報告すると、強硬に引き止められるリスクを減らすことができるのもメリット。退職時に余計なストレスを抱え込まずに済みます。

一方、急な退職だと組織としては非常に困るため、どうしても引き止めようと強く交渉することも。職場での人間関係が悪い人や交渉が苦手な人にとっては特に大事なポイントですね。

上司に報告するタイミングや伝え方については以下の記事で詳しく解説しています。

十分に引き継ぎをする

年度途中の退職だと、業務に関するさまざまな作業が進行中でしょう。しっかりと引き継ぎをしないと、どこまでやったのか・どこからの対応が必要なのかが不明瞭になり後任者が混乱してしまいます。

また、引き継ぎの相手は後任者だけではありません。関係する他組織や部署・企業の担当者にも周知することが必要です。

外部の人間ほど、あなたが退職するという情報が伝わりづらいですからね。

あらかじめメールなどであなたの退職日や後任者、業務に関する事項などを連絡しておきましょう。

これまでお世話になったお礼もお忘れなく

年次休暇はすべて使い切る

あなたの退職時期に関わらず、退職時には持っている年次休暇をすべて使い切りましょう。「年休を使うと転職先に迷惑がかかる」という状況を除き、余らせたまま退職するのは絶対に避けるべきです。

年休を使うだけで数十万円~百万円が支給されることもあります。退職後に途切れてしまう収入を補ってくれるため、安心感が桁違い。ドブに捨てるには惜しすぎる金額ですよね。

年度途中の退職だと「ただでさえ迷惑をかけるんだけら、さすがに年休はなぁ…」と躊躇しがちですが、それはそれ、これはこれ。

退職と同様に、年休取得もあなたの権利です。退職時期に関わらず、堂々と申請してすべて使い切りましょう。

どうしても切り出せないなら弁護士に依頼しましょう

組織への迷惑を考えすぎないように


あなたが公務員を退職するときは、組織への迷惑よりもあなた自身の事情を優先してOKです。退職する以上、どんなタイミング・事情だとしても組織には必ず迷惑がかかってしまうもの。組織にまったく迷惑をかけないためには、あなたが定年まで働き続けなくてはなりませんからね。

公務員を退職するのはあなたの権利ですし、その穴を埋めるのは組織の義務です。どうせ大なり小なり迷惑がかかるので、退職時期について過度に思い悩むのはやめましょう。

職場にいる同僚も、退職後は二度と合わない人たちが大半。そんな人に嫌われたところで、あなたの人生に大した影響はありません。わざわざ迷惑をかけるのはおすすめしませんけどね。

退職にあたってはあなたの心身に関わる問題はもちろん、転職先の都合などを優先してタイミングを決めましょう。その結果、年度途中になってしまってもやむを得ないことです。

周りの顔色をうかがうためだけに
ズルズルと居続けるのはやめましょう

どうしても年休消化できない人は…

  • 退職を報告しても無視される
  • 上司が退職願を受理してくれない
  • 退職時に年休を使い切らせてくれない

こんな人は弁護士が運営する退職代行サービスを利用して、年休をすべて使い切りつつスムーズに退職するのがおすすめです。弁護士であれば退職願の作成・提出や年休取得などの交渉も可能。

  • もう二度と職場に行きたくない
  • 退職手続きでストレスを受けたくない
  • 自分の権利はしっかりと行使したい

こんな悩みを解決してくれるでしょう。

退職代行は自力では年休を取得させてもらえない人には必須のサービス。公務員の給料は日割り計算で支給されるため、年休1日=1万円くらいの価値があります。年休を20日使うことで月給(20~30万円)くらいの収入になりますからね。

すなわち20日の年休を余らせたまま辞めるのは、30万円をドブに捨てる行為と同じなのです。

    弁護士に5万円払うと、30万円もらえるうえに手間とストレスも減る

こんなサービスがあったら、使わない人はいませんよね?

転職するにせよ一旦休むにせよ、公務員退職後はなにかとお金が必要なもの。あなたが持っている権利はしっかりと使い切って賢く退職しましょう。

なお世の中にはたくさんの退職代行サービスがありますが、公務員が利用できるのは「弁護士が運営するもの」一択です。民間業者・労働組合が運営主体だと、退職願の作成や年休取得の交渉をすることができませんからね。

\ 年休を使い切りつつ退職! /
※公務員退職に関して多数の実績あり!

公務員が「泥船化」する原因と、今日からできる対処法


残念ですが、公務員という安定していない職業を選んだ人は、今後どんどん悪化していく労働環境と向き合っていかなくてはなりません。公務員はもはや「沈みゆく泥船」なのです。

  • ほとんど仕事をしてない人が高給取りなのはおかしい
  • 割り当てられる仕事量が、周りと比べてやたら多く感じる
  • 古くて非合理的な仕組みが多く、やりがいを感じられない

こんなふうに思ったことがある人は特に要注意。このまま思考停止で働き続けていると、悪化していく労働環境に押しつぶされ精神を病むなど人生が台無しになってしまうかもしれません。

筆者も以前は公務員が泥船であることに気づかず、「定年まで公務員なんだろう」と思考停止で過ごしていました。組織への不満や理不尽さにモヤモヤを感じながらも「社会ってこんなもん」と自分を納得させながら過ごす日々。

しかし、ある年の人事異動により状況が激変しました。理不尽な業務量により忙殺される毎日が始まったのです。周囲からの助けや理解も得られず、「なんで自分だけこんな目に合うんだろう…」とひとりで悩み続けていました。

そんな生活を続けるうち「このままでは、自分の心身が壊れてしまう」と強い危機感を抱き、自分の身を守るために行動を始め、公務員を退職するに至ったのです。

もしあのまま思考停止で公務員生活を続けていたら、今頃はどうなっていたかわかりません。かなりの高確率でうつ病などを発症していたのではないでしょうか。

定年まで健康に過ごせるとはとても思えませんでした

公務員を退職した今では、フリーランスのブロガー・ライターとして楽しくお金を稼ぎながらストレスのない生活を送っています。

ここで提案なのですが、あなたも今から対策を打っておきませんか?

あらかじめ準備をしておくことで、いざというときに選択肢を増やすことができます。精神的に追い詰められてなお公務員にしがみつき、心身の健康を損なってしまう…そんな最悪の未来を避けることができるでしょう。

各種法令による制限を受けている公務員ですが、在職中でも自分の身を守るために打てる手はあります。

  • 筆者が脱公務員を意識するようになってから始めたこと
  • 在職中は知識不足で始められず、退職後に後悔していること

下記のnote記事ではこれらについて紹介しているので、「公務員生活に不満はあるが、なにをすればいいかわからない」という人も行動を始めやすくなるでしょう。

  • 記事の前半:公務員組織の現状と将来予測
  • 記事の後半:在職中の公務員が今日から取るべき対策

記事はこのような二部構成になっています。もともとは別の記事としてリリースする予定だったものを1本にギュッとまとめました(その結果としてかなりの大ボリュームに…)。前半の情報が頭に入っていないと、後半の「対策」に取り組む人の割合がガクっと下がってしまうと考えたためです。

記事の執筆にあたっては、信頼できる公的資料をベースにするのはもちろんのこと

  • 元公務員として、内側からの視点
  • フリーランスとして、外側からの視点

この両面から分析することではじめて見えてきた内容を数多く記載しています。まずは前半部分で、あなたを取り巻く職場環境がなぜ悪化していくのかを把握してください。そのうえで、後半部分で解説している対策に取り掛かるのがおすすめです。

「泥船」という例えのとおり、行動を起こすのも実際に逃げ出すのも早い者勝ちです。早期に行動を始めることで、半年後・一年後には周りの職員と大きな差をつけることができるでしょう。

note記事の冒頭部分(2,000文字以上)は無料で読めるため、気になった人は一度ご確認ください。

無料部分では「このnoteを買うべきではない人」についても明記してあります

※販売部数が増えるごとに値上げしていく予定なので(購入していただいた方に申し訳ないので、値下げは絶対にしません)、購読するならお早めにどうぞ。

『【体験談】公務員が年度途中で退職するときの注意点』のまとめ

  • いつ辞めようが組織には迷惑がかかる
  • なるべく迷惑をかけないための対策をするのはおすすめ
  • 精神的にキツければ年度途中でも気にせず退職しよう

メンタルや転職先の都合など、現在の職場や仕事よりも優先すべきものがあるなら年度途中でも迷わず退職しましょう。どうせいつ辞めたって大なり小なり組織には迷惑がかかるのですから。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

公務員からの退職を検討している人は以下の記事も合わせてお読みください。公務員退職の現状に関する知識から実際の退職手続きまでを1記事で網羅的に理解できます。