【体験談】公務員退職時に無難な挨拶スピーチ【例文3つ】
こういったお悩みにお答えします。
自分が公務員を退職するにあたり、挨拶やスピーチを行うかどうか不安に思う人も多いでしょう。
特に定年退職ではなく普通(自己都合)退職、それも職場に不満があって退職する場合はちょっと気まずいですよね。
この記事では
- 【体験談】退職時の挨拶スピーチを行うかは自由
- 退職時の挨拶スピーチに関する注意点
- 退職時の挨拶スピーチの例文3パターン
- メールなどのメッセージでも挨拶するのがおすすめ
- 公務員が「泥船化」する原因と、今日からできる対処法
これらについて解説していくので、最後まで読むと退職時の挨拶スピーチにどう対応すべきかがわかります。
気まずかったり苦手だったりする場合は
メッセージを送るのがおすすめです
公務員からの退職を検討している人は以下の記事も合わせてお読みください。公務員手続きの流れを5つのステップで体験談を交えつつ解説しています。
【体験談】退職時の挨拶スピーチを行うかは自由
公務員を退職するにあたって、あなたがスピーチを行うかどうかは自由です。職場の雰囲気や慣習・人間関係などでスピーチを求められるかどうかが変わってくるでしょう。
退職の形式によっても状況は大きく異なります。メンタルを病んで休職 ⇒ そのまま退職する場合はスピーチをする機会なんてなくて当然。
一方、組織での人間関係が良好で、前向きな事情により退職する場合はスピーチを求められる可能性が高いでしょう。
筆者の場合はスピーチあり
筆者はこれまでに公務員を二度退職していますが、二回とも退職時にはスピーチをしています。
一回目は職場の人間関係が良好で送別会を開いていただいたので、乾杯の挨拶も兼ねてスピーチを行いました。
二回目は職場への不満が原因の退職で人間関係もそれほど良好ではなかったため、退職日に辞令を受け取るため職場に行った際に軽い挨拶とスピーチのみ行いました。
「退職日に辞令を受け取るため職場に行く」というイベントは任意なので、欠席することも可能。行かなければ挨拶やスピーチを避けることができます。
もしあなたが角を立てずにスピーチを避けたいのなら、退職日に辞令を受け取りに来ることにしておいて、当日は体調不良などを理由に欠席すればOKです。辞令は後日郵送してもらえるでしょう。
気を使う必要はありません
退職時の挨拶スピーチに関する注意点
退職時にスピーチをすることになった場合
- 長くなりすぎないよう簡潔に
- 感謝の気持ちを前面に出す
- ネガティブな話題は避ける
これらに注意しましょう。
せっかく労力を割いてスピーチをするのであれば、お互いに気持ちよく思えるような内容にしておきましょう。愚痴や文句を延々と述べるくらいなら、はじめからスピーチをしないほうがマシですからね。
また、あなた以外の職員は勤務時間内なので、なるべく簡潔にまとめるのがおすすめです。
退職時の挨拶スピーチの例文3パターン
退職時のスピーチ例文を、タイプ別に3つ紹介します。基本的には普通(自己都合)退職の人を対象にした内容なのでご承知おきください。
例文1:標準的な挨拶スピーチ
本日は、お時間をいただきありがとうございます。突然のご報告となりますが、このたび◯年間お世話になったこの職場を退職することとなりました。皆さまには、日々の業務を通じて多くのことを学ばせていただきました。特に、〇〇のプロジェクトでは、皆さんの協力があったからこそ達成できたことがたくさんあります。
これまでのご指導、ご支援に心から感謝申し上げます。今後も皆さまのご活躍をお祈りするとともに、私自身も新たな一歩を踏み出していきたいと思っております。本当にありがとうございました。
例文2:軽く感謝するスピーチ
このたび、退職する運びとなりました◯◯です。短い間ではありましたが、皆さまの温かいご支援のおかげで無事にこの日を迎えることができました。この職場での経験は、私にとって非常に貴重なものであり、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。
例文3:親しみやすいスピーチ
この職場での◯年間、皆さまに支えられて多くのことを学び、成長できたことを心から感謝しています。退職という形でお別れすることになりますが、皆さまと過ごした時間は忘れることはありません。今後もどこかでお会いできる日を楽しみにしています。皆さま、本当にありがとうございました!
あなたの気持ちに一番近いものを参考にしてください。
メールなどのメッセージでも挨拶するのがおすすめ
スピーチをする機会の有無にかかわらず、メールなどのメッセージ形式で退職の挨拶を送っておくのがおすすめです。
メールにはスピーチと違い
- 部署を問わず、お世話になった相手に伝えることができる
- しゃべり方などに気を使わなくていい
- スピーチのために時間やを割かなくていい
このようなメリットがあります。
みんなに注目されながら話すのが苦手な人や、職場の人間関係があまり良好でない人には特におすすめ。異動直後などで、お世話になった人が遠方にたくさんいる場合も有効です。
筆者の場合はスピーチに加え、特にお世話になったと感じた方には一斉送信で挨拶メールを送りました。
挨拶だけでなく引き継ぎの意味合いも
メールなどのメッセージによる退職の連絡は、簡単な引き継ぎとしての役目も果たすことができます。
特に他部局・他所属など外部の相手はあなたの退職を知らないことも。お世話になったお礼と合わせて退職日や後任者も明記しておくことで、業務の混乱を避けることができて一石二鳥です。
公務員が「泥船化」する原因と、今日からできる対処法
残念ですが、公務員という安定していない職業を選んだ人は、今後どんどん悪化していく労働環境と向き合っていかなくてはなりません。公務員はもはや「沈みゆく泥船」なのです。
- ほとんど仕事をしてない人が高給取りなのはおかしい
- 割り当てられる仕事量が、周りと比べてやたら多く感じる
- 古くて非合理的な仕組みが多く、やりがいを感じられない
こんなふうに思ったことがある人は特に要注意。このまま思考停止で働き続けていると、悪化していく労働環境に押しつぶされ精神を病むなど人生が台無しになってしまうかもしれません。
筆者も以前は公務員が泥船であることに気づかず、「定年まで公務員なんだろう」と思考停止で過ごしていました。組織への不満や理不尽さにモヤモヤを感じながらも「社会ってこんなもん」と自分を納得させながら過ごす日々。
しかし、ある年の人事異動により状況が激変しました。理不尽な業務量により忙殺される毎日が始まったのです。周囲からの助けや理解も得られず、「なんで自分だけこんな目に合うんだろう…」とひとりで悩み続けていました。
そんな生活を続けるうち「このままでは、自分の心身が壊れてしまう」と強い危機感を抱き、自分の身を守るために行動を始め、公務員を退職するに至ったのです。
もしあのまま思考停止で公務員生活を続けていたら、今頃はどうなっていたかわかりません。かなりの高確率でうつ病などを発症していたのではないでしょうか。
公務員を退職した今では、フリーランスのブロガー・ライターとして楽しくお金を稼ぎながらストレスのない生活を送っています。
ここで提案なのですが、あなたも今から対策を打っておきませんか?
あらかじめ準備をしておくことで、いざというときに選択肢を増やすことができます。精神的に追い詰められてなお公務員にしがみつき、心身の健康を損なってしまう…そんな最悪の未来を避けることができるでしょう。
各種法令による制限を受けている公務員ですが、在職中でも自分の身を守るために打てる手はあります。
- 筆者が脱公務員を意識するようになってから始めたこと
- 在職中は知識不足で始められず、退職後に後悔していること
下記のnote記事ではこれらについて紹介しているので、「公務員生活に不満はあるが、なにをすればいいかわからない」という人も行動を始めやすくなるでしょう。
- 記事の前半:公務員組織の現状と将来予測
- 記事の後半:在職中の公務員が今日から取るべき対策
記事はこのような二部構成になっています。もともとは別の記事としてリリースする予定だったものを1本にギュッとまとめました(その結果としてかなりの大ボリュームに…)。前半の情報が頭に入っていないと、後半の「対策」に取り組む人の割合がガクっと下がってしまうと考えたためです。
記事の執筆にあたっては、信頼できる公的資料をベースにするのはもちろんのこと
- 元公務員として、内側からの視点
- フリーランスとして、外側からの視点
この両面から分析することではじめて見えてきた内容を数多く記載しています。まずは前半部分で、あなたを取り巻く職場環境がなぜ悪化していくのかを把握してください。そのうえで、後半部分で解説している対策に取り掛かるのがおすすめです。
「泥船」という例えのとおり、行動を起こすのも実際に逃げ出すのも早い者勝ちです。早期に行動を始めることで、半年後・一年後には周りの職員と大きな差をつけることができるでしょう。
note記事の冒頭部分(2,000文字以上)は無料で読めるため、気になった人は一度ご確認ください。
※販売部数が増えるごとに値上げしていく予定なので(購入していただいた方に申し訳ないので、値下げは絶対にしません)、購読するならお早めにどうぞ。
『【体験談】公務員退職時の挨拶スピーチ例文3パターン』のまとめ
- 挨拶スピーチの有無はあなたの考えで決めてOK
- なるべく簡潔・明るい内容を心がけよう
- メールも活用するのがおすすめ
どうせもう会わない人たちなので、挨拶やスピーチが嫌いな人は遠慮なく断ってしまってもいいでしょう。ただしその場合もメールなどで連絡しておくことはとても重要です。あなたの退職を知らない人たちが混乱するのを避けられますからね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
公務員からの退職を検討している人は以下の記事も合わせてお読みください。退職手続きの流れを5つのステップで解説しています。